2011-11-30

A Place to Bury Strangers / Exploding Head (2007)

A Place to Bury Strangers / Exploding Head (2007)

雷鳴のようなギターの案外ポップなメロディーが気持ちいい。スタイル的にはシューゲイズなんだろうけど、ガレージっぽさとロケンロー度が高め。野外ライブで聴いてみたい。

Cave / Neverendless (2011)

Cave / Neverendless (2011)

これまたクラウト・ロックなサイケ。っていうかこういうのが好きだから買っているわけですが。1曲目から、いかにも~なオルガン・サウンドでぶっ飛ばすけど、通して聴くと結構真っ向勝負なスタイル。良いんじゃないでしょうか。

2011-11-29

Crystal Stilts / In Love With Oblivion (2011)

Crystal Stilts / In Love With Oblivion (2011)

60年代テイストのガレージ・バンドの2ndアルバム。1stはもう少しダークな雰囲気があったけど、今作はメジャーコードの曲ばかりで明るい。これも言ってみればバブルガム・サイケのフラッシュバックの様だけど、やっぱり現代の音だ。

Föllakzoid / Föllakzoid : 12inch (2011)

Föllakzoid / Föllakzoid : 12inch (2011)

ハンマービートに、太いベースと引きずる様なファズ・ギターがウネウネと絡むミニマルな展開で、アシッド感を強調した初期Can、と言うしかない音なんだけど、これが相当格好いい。こういうのをやりたくなる気持ちはよーく分かる。しかしメンバー全員が二十歳そこそこのチリ人少年だというから驚く。ひょっとしたらオリジナルは知らないでやってたりして。まさかね。

Neu! / Neu! '86 (2010)

Neu! / Neu! '86 (2010)

以前にNeu!4として日本のみでリリースされていたものを、Klaus Dinger亡き後にMichael Rotherがリマスターして正式リリース。Neu!4は、KlausがRotherに無許可で勝手に出しちゃったらしい。
音は確実に向上しているが、曲に若干入れ替わりがある。カットされた曲もあるが、その分新収録も。特に10曲目はNue!75の終曲 After Eight からそのまま繋がっている様で素晴らしい。私は痛恨のミスで買い逃していたけど、ディンガーランドの住人なら文句なくマスト・アイテム。

2011-11-28

Alio Die & Mathias Grassow / Praha Meditations (2010)

Alio Die & Mathias Grassow  / Praha Meditations (2010)

プラハ近郊の山頂でレコーディングし、スタジオで加工したという本作。まあ、所謂ドローンなので聴いてる方はそんな制作コンセプトなんてどうでも良いんだけど、結果的には出来が良いので「プラハか・・・私もお土産貰いたかったな・・・」とかの連想が膨らんで、付加価値をもたらすのであった。

Ricardo Villalobos / Thé au Harem d'Archimède (2004)


Ricardo Villalobos / Thé au Harem d'Archimède (2004)

最近再発された2004年のセカンド・アルバム。一見アブストラクトでシンプルな構造なのに、注意深く聴くと一つ一つの音が繊細にデザインされ、配置されていることが分かる。それでも全体的にはオーガニックなビートに成っているのがチリアン・ミニマルの特徴で、この時点で既にそのスタイルは確立されている。

2011-11-27

Mark McGuire / Get Lost (2011)


Mark McGuire / Get Lost (2011)

サイケ・ドローン・バンドの Emeralds のギター、Mark McGuireの最新ソロ。

今回もディレイを使ったレイヤード・ギターによるアンビエントで、いつもより若干シンセを多用している感じだけど、基本的に同じスタイルで相変わらず気持ちいい。

Tammar / Visits (2011)


Tammar / Visits (2011)

USの5人組のファーストで、VUやJoy Division~初期New Orderっぽい雰囲気。リズムはミニマル&タイトでギターが強力、アナログ・シンセも使われていて今日的なサイケの味付けも。全体的にクールな印象だけど、ダークな方に流れないので高揚感がある。若いっていいな。


2011-11-26

Marcel Dettmann / Dettmann (2010)

Marcel Dettmann / Dettmann (2010)

ベルリン・ミニマルの中でも新世代と言われる Marcel Dettmannのフルアルバム。Basic Channel の流れをくむ、音数少なめながら音圧の高いダビーなミニマルテクノ。

Robin Guthrie / Emeralds (2011)

Robin Guthrie / Emeralds (2011)

シューゲイザーの源流という側面も持つ、元コクトー・ツインズの Robin Guthrie、ソロ4作目。
ソロにしても Harold Budd等とのコラボにしても、聴けばすぐにそれと分かる流麗なアンビエントだが、今作は若干ギターが目立っていて July Skies に通じるところも。

Lightning Bolt / Earthly delights (2009)

Lightning Bolt / Earthly delights (2009)

高速・爆音で叩きまくり弾きまくるドラム&ベースの2人組。2000年型フリクションと同じ構成だけど方向性は全く違って、曲の完成度と言うよりは、出せる音の可能性の方をとことん追求した感じ。エクストリームだけど、どこかポップ。

Stereolab / Not music (2010)

Stereolab / Not music (2010)

2009年に活動休止した後にこんなのが出ていたとは知らなかった。 Chemical Chordsのアウトテイク集らしい。そうは言っても十分な完成度で、中でもAutoburn+TEEって感じの6曲目が白眉。

2011-11-25

White Hills / H-p1 (2011)

White Hills / H-p1 (2011)

ぐっと重さを増した最新作。空間系の曲もあるが、全体的には様式抜きのメタルな雰囲気。ほんの一歩間違えばDoom? 境目がよく分からないけど。

Gnod / Ingnodwetrust (2011)


Gnod / Ingnodwetrust (2011)

前掲のWhite Hillsとのコラボや、A Middle Sexとのスプリットの方向性とは全く違い、長尺の2曲ともインダストリアルでノイジーな展開。ギターの代わりにノイズが主役ではあるけど、やはりどこかにロックな出自が垣間見えるのは新鮮な感覚。

Gnod / A Middle Sex / Split (2011)


Gnod / A Middle Sex / Split (2011)

スプリット・シングルだけど収録時間は長め。Gnodはゆったりとしたビートで酩酊感たっぷりのヘヴィ・ドローン。A Middle Sexは、アナログ・シークエンスのプロローグから、途中でプリミティヴなビートの乱れ撃ち、という展開に。Amon Duul Ⅰの未発表セッション発掘!と言われれば信じてしまうかも。

2011-11-24

Gnod & White Hills / Gnod Drop Out With White Hills II (2011)


Gnod & White Hills / Gnod Drop Out With White Hills II (2011)

UKのGnodとNYのWhite Hillsのコラボ。
曲によってCan、Neu!、Doors、Deadにそっくり、と書くと支離滅裂なようだけど、全体を上手にファズ・サイケの衣でくるんであって、不思議に良くまとまっている。飽きずに聴けます。

Black Eagle Child / Lobelia (2011)

Black Eagle Child / Lobelia (2011)

柔らかく穏やかなギター・アンビエント。フィールド音や控えめなパーカッションをバックに、フリーフォーク、ディレイ、カントリー、ドローンなど様々なスタイルのギターが漂う。

White Noise Sound / White noise sound (2011)

White Noise Sound / White noise sound (2011)

一言で言えば Spacemen3フォロワーだけど、シューゲイスやドローン風味のスパイスが効いているのが今日的。悪くない。

Spacemen3がデビューした当時、ニューウェイヴやらオルタナティブにどっぷり漬かった耳には、彼らの新しいバージョンのサイケデリックが凄く刺激的だった。それからもう25年、サイクルは回り続けているということか。

2011-11-23

Byetone / Symeta (2011)

Byetone / Symeta (2011)

Alva Noto と同じく Raster-Notonからの3年ぶりの最新作。このレーベルにしては比較的分かりやすいテクノ・フォーマットに則った作風で、ハード・ミニマル、インダストリアル的でもある。

Alva Noto / Univrs (2011)

Alva Noto / Univrs (2011)

今回もグリッチ、クリック、パルスだけで構成される織物のような作品だが、部分によってステッチの如く縫い込まれたビートがポイント。ただそれもコンセプト上の数学的な必然から生まれたモノなので、これで踊るためには脳内で相当巧みにコンバートする必要がある。ま、そんな人はあまりいないと思うけど。

Disappears / Guider (2011)

Disappears / Guider (2011)

シカゴの3ピースバンド。これもミニマルなビートのガレージ・サイケだけど、ギターはシューゲイズ気味。
最近多いけど、若いうちからこういうのやってて良いのかな。勝手なイメージでは、酸いも甘いも噛み分けたおっさん達が「やっぱここに戻ってきたぜ」「俺にはこれしかねえ」って感じで泰然とやってる方がしっくり来るんだけど。
でも良い味出してます。

Stag Hare / Spirit Canoes (2011)

Stag Hare / Spirit Canoes (2011)

オーガニックなギター・ドローンの背景に自然音とユル〜いパーカッション。ピース。

2011-11-22

Alright the Captain / BINS (2011)

Alright the Captain / BINS (2011)

UKのインスト・トリオのリミックス集。オリジナルを知らないのでアレだしジャケもコレだけど、中身はかなりのもの。アブストラクトな跳ねるビートに乗っかって、フリーフォームなギターが走る走る。不思議な爽快感。

High Wolf / Atlas nation (2011)

High Wolf / Atlas nation (2011)

フランス人覆面アーティスト。ライブでは文字通り仮面を被って演奏するらしい。前作の Shangri L.A は密林系で今回はジャケ通りの涅槃系。シタールやタブラにアナログシンセがびよ〜んと絡むあたりの怪しさは、かなり確信犯的。

The Psychic Paramount / Live 2002 - The Franco-Italian Tour

The Psychic Paramount / Live 2002 - The Franco-Italian Tour

これは結成間もない2002年のイタリア・ツアーを収録したライブアルバム。曲がまだ練れていないのかインプロ度が高いけど、方向性はこの頃既に決まっていたのが伺える。

The Psychic Paramount / Gamelan into the mink supernatural (2005)

The Psychic Paramount / Gamelan into the mink supernatural (2005)

久々にかなり気に入ったThe Psychic Paramountの、これは2005年発表のファースト。個人的には90年代フリクションのライブに似た瞬間を多々感じるこのバンド、寡作であることも似てる。キャリアも長いらしいし。
内容はセカンドに劣らずハイテンション&ラウド。三者ともやたら手数が多いのにテクニック偏重の余計な展開を持ち込まないで、一体化したグルーヴを作ることに成功している。やはり年の功か。

2011-11-21

Qluster / Fragen (2011)

Qluster / Fragen (2011)

K でも C でもなく Q 。Moebiusは不在で、Roedeliusともう1人(Onnen Bock)のユニット。
クラスター初期に回帰するというコンセプトらしいが、Moebiusがいないせいかどうも中途半端で、情緒に流されたSowisoso、って感じ。
どうせならソロの方もSelbstportrateシリーズあたりに回帰してくれないかな。

BORIS / Heavy rocks (2011)

BORIS / Heavy rocks (2011)

小文字のborisの方は全く興味ないが、旧作の「Pink」同様、タイトル通りのこの路線はやっぱり聴いてて気持ちいい。同時発売盤には敢えて触れずにスルー。

最近のカナル・タイプのイヤーフォンの中には遮音性抜群のタイプが沢山あって、こういう全周波数を叩き付けてくる様な音でも、周りに遠慮しないで爆音で聴けるようになったのは嬉しい。
ま、程度はわきまえなきゃイカンですが。

2011-11-20

Walls / Coracle (2011)

Walls / Coracle (2011)

Michael Rotherの一連のソロ・アルバムに非常によく似た感触の、透明感のあるポップなアンビエント。ジャケットも、カラーは違うが Katzenmusik を連想させるデザイン。
実際、iPodでMichael Rotherの90年代の再発&リミックスを集めたプレイリストに入れて再生したけど、全然違和感なし。

The Psychic Paramount / II (2011)

The Psychic Paramount / II (2011)

NYのインスト・トリオ。ノイジーで高速なのにテクニカル&ミニマル、急カーブ連続のジェットコースターに乗ってるようでアドレナリン大放出。こりゃかっこいい。

Ricardo Villalobos / Achso

Ricardo Villalobos / Achso

今やLucianoと並んでチリアン・ミニマルの代表格となったRicardo Villalobos。シングルなのに10分越えの曲ばかりだけど、全然飽きさせない。同じく再発された「Vasco」なんて30分の曲もある。
立体的な構造を持つ、サイケデリックなディープ・ミニマル・ハウス。

2011-11-19

Alumbrados / Monochord (2009)

Alumbrados / Monochord (2009)

ファズ・ギターとシタールが鬩ぎ合う、サイケデリック・ドローン。Generation of Vipers (2006)に比べるとかなり押さえたトーンなので、アンビエント的にも聴ける。
Alumbradosというのはグノーシスに影響されたスペインの秘密結社で、イエズス会の母体なのだそう。神秘主義に由来するバンド名って多いなー。聴いてる分には関係ないけど。

Vibracathedral Orchestra / Queen of guess (2003)

Vibracathedral Orchestra / Queen of guess (2003)

集団即興によるサイケデリックな祝祭空間。夏至の日にストーンヘンジあたりで演奏していそうな無邪気さがある。多作だけど、どれもやってることは殆ど同じで好感持てます。

Plastikman / Arkives reference (2011)

Plastikman / Arkives reference (2011)

買っちゃった。CD15枚+DVDにぎっちり詰まった、Plastikman = Richie Hawtinの活動17年分の集大成。アルバム6枚のリマスターと未発表音源、リミックス、セッションなど。
特徴的な削ぎ落としまくって骨格だけのようなビートは、初期音源でも全然新しいし、ヒストリーというより、ミニマル・テクノのアーカイヴですな。

White Hills / White hills (2010)

White Hills / White hills (2010)

全体的にはLo-FiでヘヴィなHawkwindという印象。自らもフォロワーであることを表明しているらしい。
お約束のスペーシー(死語過ぎてATOKも変換してくれない)な曲もちゃんとあるものの、しかしそれはあくまでドローンであって、今時誰もこれをスペース・ロックとは呼ばないだろうな。

2011-11-18

Popol Vuh / Revisited & Remixed (2011)

Popol Vuh / Revisited & Remixed (2011)

フローリアン・フリッケ没後10年に因んで制作されたリマスター&リミックス2枚組。
Planet Side = Revisitedはヘルツォーク映画のサウンドトラックを中心にチョイスされていて、これらは元々シンセ中心なのでリマスター具合がいまいちよく分からない。あと Cobra Verdeのアウトテイクと思われる未発表曲が1曲。
Cosmic Side = Remixedは、メンツから見てまあこんな感じかな、と。驚きはないが、StereolabによるHosianna Mantraは可愛い。

Miles Davis / Oriental afrobeat (2011)

Miles Davis / Oriental afrobeat (2011)

1975年1月22日、日本ツアー初日。Another Unityと同内容だと分かっていながら何故買う?オレ。でも確かに音圧は強くなってるような気がするので、まっいいか。
元々音質はAgharta / Pangaeaより良いくらいだし、内容もツアー終盤のAghartaよりは、こちらの方が緊張感があって好き。

2011-11-17

Evan Caminiti / West winds (2010)

Evan Caminiti / West winds (2010)

順番は前後するが、ついでにこれも。
ダークなアンビエントでミサ曲風。陰鬱とも言う。

Evan Caminiti / Digging the void (2009)

Evan Caminiti / Digging the void (2009)

相変わらずのギター・ソロ。何作目なのかは分からないけど、これはアンビエント寄り。

Evan Caminiti / When california falls into the sea (2011)

Evan Caminiti / When california falls into the sea (2011)

Barn Owlのギタリストのソロ。最新作は一転して穏やかな小曲が淡々と続くが、微妙なトゲトゲがあって、アブストラクトとアンビエントの間で絶妙なバランスをとり続ける。

Evan Caminiti / Psychic mud shrine (2009)

Evan Caminiti / Psychic mud shrine (2009)

蠢き、ギラつく。分厚いけど小技も効いた、ギター・フィードバックによる一筆書き。

Pelt / Ayahuasca : 2CD (2001)

Pelt / Ayahuasca : 2CD (2001)

ラーガ・サイケ・ドローン。
John FaheyとGrateful DeadとRavi ShankarとLa Monte Youngを橋渡しする、というのがテーマのこのバンド、今回は特にインド色が濃い。
タイトルのAyahuascaというのは南米のシャーマンが調合する幻覚剤だそうだが、バンド名のPelt(毛皮)ってのも考えてみればかなりサイケデリック。

Der Rauber Und Der Prinz / Jagd Auf Den Hirsch : EP (2010)

Der Rauber Und Der Prinz / Jagd Auf Den Hirsch : EP (2010)

デュッセルドルフのデュオ。生楽器による強靱なビートは正にCan直系。テクノを通過したZero Set。こういう大当たりがあるからやめられない。

2011-11-16

Liquid Sound Company / Exploring the psychedelic (1996)

Liquid Sound Company / Exploring the psychedelic (1996)

なんだかジャケットがなあ・・・と思いつつも買ってみたら案の定、中身まで超脱力したOzric Tentaclesみたいだった。
Ozric Tentaclesは好きだし、これはこれでサイケではあるんだけど。しばらく寝かせておこう。

Wooden Shjips / West (2011)

Wooden Shjips / West (2011)

盤石のミニマル・サイケ・ガレージ、2年ぶりの最新作。
相変わらずで安心。

※フリーダウンロード音源

Vibracathedral Orchestra / Smoke song (2010)

Vibracathedral Orchestra  / Smoke song (2010)

UKのサイケ・オーケストラ。前半はトライバルなドローン、後半は爆音ギターでぶっ飛ばしてピーク。
最近、こういうタイプを耳にすることが多いけど、音楽の情報源が雑誌とかに限られていた時代はこっちまで伝わらなかっただけで、昔から誰かがずーっとやってたんだろうな。良い時代です。

Conrad Schnitzler / Borngräber & Strüver / Con-Struct (2011)

Conrad Schnitzler / Borngräber & Strüver / Con-Struct (2011)

「Zug」でリミックスを担当したベルリン・ミニマル周辺の2人との共作で、これが遺作になった。
共作とは言ってもタイトルの通り再構築なのだが、そこは同郷の後輩2人、リスペクトの気持ちもあってか過剰なことはせず、結果は上々。いつもの・・・である。
カッティングはこれも「Zug」に引き続いて、年の離れた後輩のPoleが担当。

2011-11-15

Conrad Schnitzler / Zug (2010)

Conrad Schnitzler / Zug (2010)

今年の夏に亡くなったConさん。本作は、一般的には代表作なのであろう「Ballet Statique」(1978)の収録曲「Zug」のロングバージョンとPoleなどによるリミックスを収録。
資料によるとこの曲は74年のカセット作品が元となっているが、長くはなっているものの「Ballet Statique」収録のバージョンと同じ。このアルバムがConさんの他の数多の作品に比べて例外的にメジャー指向の音になっているのは、78年の制作時のPeter Baumannのプロデュースのによるもの、と理解していたのだが。はて。

Liquid Sound Company / Acid Music For Acid People (2010)

Liquid Sound Company / Acid Music For Acid People (2010)

一体いつの時代なんだ!というバンド名とタイトルなんだけど昨年の作品。名は体を表す。タイトルそのままの音で裏切られません。ストーナーって聞いてたけどそんなこともなく、ストレートな剛速球。余計なボーカルがいないのもいい。