2013-04-28

Lilacs & Champagne / Danish & Blue (2013)

ポートランドの二人組ユニット。一言で言えば、ストレンジでちょっとザラついたダウンテンポなんだけど、どことなくエレクトロ・パンクな出自が垣間見える感じ。
ファンクやジャズ系のコラージュにギター・ドローンを被せたりするあたりは、結構新鮮で気持ちよかったりする。

2013-04-27

Barn Owl / V (2013)

Evan CaminitiとJon Porrasによるユニット。かなり早いペースでリリースが続く5作目も、荒涼とした大地を吹きすさぶ風の様な、ファズとエレクトロニクス、民族楽器によるドローン。なんとなく秘教的な響きがサイケデリックで、まあどれを聴いても基本的に同じと言えば同じなんだけど、個人的にはハズレが無いのでつい買ってしまう。

2013-04-22

Eleh / Retreat, Return, Repose (2013)

Web限定通販でしか手に入らなかった3作をまとめた3CDセット。共振するパルス、無骨な手触りのミニマル、鉱物質な低音ドローン。聴けば聴くほどじんわり効いてくる、どれもワン&オンリーでハイエンドな音響。

2013-04-21

Panda Riot / Northern Automatic Music (2013)

ツボを押さえたバースト感と、ポップなメロディーのバランスが良いキラキラ系シューゲイザー。最近よくあるパターンの拙く危うい感じ女性ヴォーカルもうまくはまってるけど、あと一歩何かが足りないような。

2013-04-20

Mountains / Centralia (2013)

エレクトロニックな作風にシフトにした前作から、本来のナチュラル&アコースティックな響きに幾分回帰した印象。相変わらず暖かな陽光を思わせる、丁寧に織り上げられたアンビエント・ドローン。

2013-04-16

Black Pus / All My Relations (2013)

この高速で叩きまくり暴れまくるジャンクさはどこかで聴いたなー、と思ったら Lightning Boltのドラムの人のソロ・プロジェクトだった。基本的に本体と同じでエクストリームとしか言えない音だけど、それなりにバリエーションがあって聴かせる。Bill Laswellをぐちゃぐちゃにした感じのベースが良い。

2013-04-15

Miles / Faint Hearted (2013)

昨今のダブテクノ〜インダストリアル系の中では最強の音響かも。鈍器の破壊力。Andy Stott周辺の人だけど違った意味で新しい。

2013-04-14

Boduf Songs / Burnt Up on Re-Entry (2013)

Mathew Sweet のプロジェクト Boduf Songsの5作目。囁き系ヴォイスのダークなサイケ・フォークを核にエレクトロニクスやフィールド・ノイズが蠢き、時に轟音系ギターが切り込むかと思えば、端整なビートが現れては消えていく。
なんとも捉え所が無いけど、メロディーも良いし、この手の中では一際完成度が高い。

2013-04-09

Powerdove / Do You Burn? (2013)

アメリカ人シンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリスト、Annie Lewandowskiのソロ・プロジェクト。エクスペリメンタル・フォークをベースに時にフリーキー、時にトライバルだったりでかなり自由。でも歌声は実に素直で、聴いてて妙に落ち着く。

2013-04-08

Implodes / Recurring Dream (2013)

Krankyからのリリースされたシカゴの4ピース・バンド。基本シューゲイズだけど、ガレージっぽさやミニマルな展開があってサイケ寄り。ドローンもあるけど耽美系じゃないのが良い。

2013-04-07

Benjamin Damage / Heliosphere (2013)

ボトムがかなり太くて刺激的なテックベース系。Basic Channel的なところも。でもアルバムなので曲が短いところが難点。

2013-04-01

Apparat / Krieg und Frieden (Music For Theatre) 2013

ドイツのエレクトロニック・ ユニット、Apparatの3作目は「戦争と平和」の舞台用サウンドトラックとして制作した楽曲を更に作り込んだもの。
今日的なエレクトロニクスとノイズ、ピアノ、ストリングス、時に声を織り交ぜ、題材から想像するよりは抑制的だけど、陰影のある絵画的な作品。