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2013-02-07

Monopoly Child Star Searchers / The Garnet Toucan (2012)

チープなシンセが大活躍するモンドなトライバル・ドローンというスタイルはそのままに、前作の"Bamboo For Two"と較べると、より怪しい密林風味を効かせた今作。やさぐれたマーティン・デニーの"Exotic Moog"って感じ。

2013-02-05

Burnt Friedman / Zokuhen (2012)

前作のBokobokoの文字通りZokuhen的な内容の、ポリリズミック・ビーツ・アンサンブル。アフロとかトライバルっていうタームを軽く飛び越えたハネるビートは一見軽めだけど、驚くほど複雑な構造。ホルガー抜きのCanの、正統的進化っていう気もする。

2012-11-06

David Darling & The Wulu Bunun / Mudanin Kata (2004)

ECMなどから作品を出しているチェリストが台湾の少数民族・ブヌン族を訪れて、彼らの伝統音楽である合唱に合わせて弾いたソロ作品。なんと言ってもブヌン族の合唱が素晴らしい。ピグミーのコーラスそっくりのスタイルがあるかと思えばチベット仏教の声明、ブルガリアン・ヴォイス的なハーモニーもある。決して出しゃばらないチェロも程良く、フィールド音も含めた、シンプルでありながら重層的なアンビエンス。

2012-09-17

Mala / Mala in Cuba (2012)

Mala / Mala in Cuba (2012)

Digital MystikzのMalaがGiles Petersonと組み、キューバ音楽を素材に、その強靱なリズムとサウダージな空気感を失うことなくダブステップにコンバートした逸品。
時代も方法論も違うが、イコライジングとエフェクトだけでキューバ音楽を強力なダブワイズに仕立てた、Bill Laswellの Havana Mood (Rhum and Bass version)というかつての傑作に似た試みは、十分に成功している。

2012-09-01

Irmin Schmidt & The Inner Space / Kamasutra (1969)

Irmin Schmidt & The Inner Space / Kamasutra (1969)

Monster Movie 発売前の、ほぼCanオリジナル・メンバーによるサウンドトラック。カーマスートラがテーマの映画だけあってラーガ・サイケデリックだけど、シタールとかタブラは使ってない。しかしアダルト映画に、この誰が聴いてもCan以外の何者でもない音が合っていたのかどうか・・・。「エマニエル夫人」の Larks' Tongues in Aspicほどの違和感は無いと思うけど。
You Doo Lightなマルコム・ムーニーのボーカル曲もあり。

2012-07-04

Nuel / Trance Mutation (2011)

Nuel / Trance Mutation (2011)

イタリアのアンビエント・テクノ系の人のソロ。中近東辺りのパーカッションを主体に、サロッドやギターがストイックなメロディーを奏でる、アンビエント・エキゾチカ。Michael Brook に非常に近い。

2012-06-05

Auntie Flo / Future Rhythm Machine (2012)

Auntie Flo / Future Rhythm Machine (2012)

アルバム・タイトルからマシーナリーで無機質な音を想像していたが、聴いてみたらこれがかなりの肩すかしで、トロピカルな脱力系辺境ハウスだった。まあジャケットもそんな感じだけど。ただし、ユル〜い中にも凝ったサウンド・プロダクションが詰め込まれてていて、これはこれで面白い。

2012-06-03

Cornershop / Urban Turban (2012)

Cornershop / Urban Turban (2012)

デビュー作以来、久々に買ってみた。もう8作目というからそれなりに変遷があったのだろうが、雑食系のエスノ・ファンクなのはそのまま。デビュー当時のバングラとかブリット・ポップ的な詰め込んだ感じは無くなって、シンプルでライトだけど足腰は強くて粘っこい。シンセ・ウェイヴな風味がファンキー。

2012-03-18

Alejandro Franov / axia (2008)

Alejandro Franov / Axia (2008)

これもアルゼンチン音響派。7作目くらい?
南米というよりは東南アジア的なストレンジ・エレクトロポップ・アンビエント。各種の民族楽器を使いながらも、あくまでフェイクなユルさを前面に出した、湿度の低さが心地良い。

2012-03-12

Mono Fontana / Ciruelo (1998)

Mono Fontana / Ciruelo (1998)

アルゼンチン音響派の 1st。世界各国の民族音楽やフィールド録音のコラージュを背景に、ブラジリアン・ジャズ、モダン・クラシカル、プログレなどの様々な切り口で作り上げた、万華鏡のような世界観が素晴らしい。穏やかな祝祭感に溢れる1枚。

2012-02-27

Burnt Friedman / Bokoboko (2012)

Burnt Friedman / Bokoboko (2012)

5枚目のソロ。Jakiとの一連のコラボを更にダイナミックにしたような、複雑なリズムが面白い。アルバム・タイトルも曲名も日本語だけど、サロード、スチール・ドラム他の民族楽器が多く使われていて、ダブやジャズ的でもあり、マージナルな雰囲気。サイケデリックでもある。