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2013-04-01

Apparat / Krieg und Frieden (Music For Theatre) 2013

ドイツのエレクトロニック・ ユニット、Apparatの3作目は「戦争と平和」の舞台用サウンドトラックとして制作した楽曲を更に作り込んだもの。
今日的なエレクトロニクスとノイズ、ピアノ、ストリングス、時に声を織り交ぜ、題材から想像するよりは抑制的だけど、陰影のある絵画的な作品。

2013-01-28

Ulrich Schnauss / A Long Way to Fall (2012)

エレクトロ・シューゲイザーという先入観で聴くと、トーンが大人しめで物足りないし耽美さにも欠け、ちょっと単調。アンビエント用途にはエッジが立ち過ぎてるし、立ち位置がよく分からない。
と言う訳で、しばらく寝かせておいてみようかな。

2012-12-01

Raime / Quarter Turns Over A Living Line (2012)

テクノ的なアプローチやゴシック・インダストリアル、ノイズなどを取り混ぜながら奏でられる、異教的でクルーエルな音響。原初的な力の顕現のような荒々しさと、儀典音楽的な端整さを併せ持つ。系統としては4AD的。音楽性は違うけど、何故かVirgin Prunesを思い出した。


2012-11-03

Oren Ambarchi & Robin Fox / Connected (2012)

オーストラリアのダンス・カンパニーのための作品。ジャケットで見る限りスタティックな内容らしく、ドローンや雅楽的なものなど、抑制された曲調のものが並ぶ。Oren Ambarchiのギターも抑え気味ながら巧みな構成力を発揮して、Robin Foxのグリッチや鋭いエッジのエレクトロニクスとの相性は良い。多才な人なんだな〜。

2012-07-26

V.A. (Sonic Boom) / Spacelines Sonic Sounds For Subterraneans (2004)

V.A. (Sonic Boom) / Spacelines Sonic Sounds For Subterraneans (2004)

DJ Selection by Sonic Boom。と言っても選曲しているだけで所謂DJモノではないが、本人が影響を受けたというオール・ジャンルの音楽がコンパイルされている。
へ〜、こんなのも好きなんだ、という驚きもあるが、不思議と全体的な流れも良くまとまっていて、面白い。

2012-07-01

Maga Bo / Quilombo do Futuro (2012)

Maga Bo / Quilombo do Futuro (2012)

多数のMCをゲストに迎えた、リオ在住Maga Boの最新作。アフロ・ブラジルなスタイルのパーカッションをベースに、クンビアやダンスホールなんかも取り込んだモダン・ブラジリアン・ベースミュージック。ブラジルはやっぱり面白い。

2012-06-07

Demdike Stare / Elemental (2012)

Demdike Stare / Elemental (2012)

ミニマル・ダブやエレクトロニカ、ノイズを通過した世代が、80年代の Lewis&Gilbert などの工業神秘主義的な世界をドローン・フォーマットで再構築したようなシャーマニック・インダストリアル。凝ったデザインのジャケットを含めて完成度が高い。4部作のEPのうち前半の2枚を収録した2CD。

2012-05-27

Sven Kacirek / Scarlet Pitch Dreams (2012)

Sven Kacirek / Scarlet Pitch Dreams (2012)

ドイツのヴィヴラフォン / パーカッション奏者のソロ3作目。前作のKenya Ssseions から引き続きアフリカン・パーカッションやフィールド音源を使いつつ、こちらはシリアス・ミュージックやジャズ寄りの作り。ポリリズミックなライヒと言うか、Burnt Friedmanの一連の作品にも似た、マージナルな面白さがある。

2012-05-14

Blueprint / Chamber Music (2004)

Blueprint / Chamber Music (2004)

ジャケットのインパクトで買った インストゥルメンタル・オルタナヒップホップ。思ったより黒さが無くて、ビートも薄め。このジャンルとしてはこの時点で既に行くとこまで行っちゃった感満載の、まさにChamber Musicなヒップホップ。

2012-04-02

Andrea Belfi / Wege (2012)

Andrea Belfi / Wege (2012)

Steve Reichの "Pendulum Music" にインスパイアされた、イタリアのパーカッショニストのソロ。アタック音は極力抑えられ、マイクで拾った音をモジュラー・シンセや空間系のエフェクターで変調・循環させたレイヤーに、時折ギターやヴォイスがオーバーラップされる。鉱物的な美しさの音響空間。

2012-03-12

Mono Fontana / Ciruelo (1998)

Mono Fontana / Ciruelo (1998)

アルゼンチン音響派の 1st。世界各国の民族音楽やフィールド録音のコラージュを背景に、ブラジリアン・ジャズ、モダン・クラシカル、プログレなどの様々な切り口で作り上げた、万華鏡のような世界観が素晴らしい。穏やかな祝祭感に溢れる1枚。

2012-03-11

Drums Off Chaos & Jens-Uwe Beyer / ST (2011)

Drums Off Chaos & Jens-Uwe Beyer / ST (2011)

PhantomBandの後、80年代にJaki Liebezeitが新たにUnknown Casesを挟んで始めたプロジェクトの復活作。Burnt Friedmannとのコラボに近いドラム・スタイルだが、あれよりはずっとシンプル&リニアで力強い。昔の土取利行のソロを思い出した。

2012-02-16

Micronaut / Friedfisch (2011)

Micronaut / Friedfisch (2011)

アコースティックとエレクトロニクスを巧みに使い分け、どこかエキゾな雰囲気の空間処理を纏ったジャズ/ポップ/エレクトロニカ。肩肘張らないで、ラウンジ的に聴ける。

2012-02-04

Sic Alps / A Long Way Around to a Shortcut (2008)

Sic Alps / A Long Way Around to a Shortcut (2008)

12inchや7ichでリリースされたものをまとめたコンピレーション。轟音ギターをベースに、フォーク・テイスト、ドローン、ガレージなど、様々なスタイルが渾然一体となった短めの曲が26曲並ぶ。このカラフルさも良いんだけど、ライブでどう化けるのか見てみたい。

2012-01-21

New Age Steppers / Love Forever (2012)

New Age Steppers / Love Forever (2012)

Pop Group と同じくらいの衝撃だった1stから31年、アリ・アップの死去によってこれがラストになるであろうNASの最新アルバム。
様々な表情を見せるアリのボーカルがメインのゆったりしたレゲエ・ベースの曲が多く、ダブ色は前2作より薄いが、Adrian Sherwoodのプロダクションによって音のエッジは鋭い。On-U SoundチームからはSkip McDonaldのみ参加。


2012-01-05

Cut Hands / Afro Noise 1 (2011)

Cut Hands / Afro Noise 1 (2011)

タイトルの通りアフロ・ノイズ。Whitehouseのメンバーのプロジェクトなので凶悪かと思ったらそんなことはなく、トライバル・アンビエントな雰囲気やDubstep寄りのビートもある。民族音楽的なアプローチでは決してないけれど、漆黒のジャングルを感じさせる音。

2011-12-27

Monopoly Child Star Searchers / Bamboo For Two (2011)

Monopoly Child Star Searchers / Bamboo For Two (2011)

劣化ミニマル・ジェゴグに Affenstundeあたりのムーグ・シンセや軽めのギターが絡みつく、おサイケ&チープなトライバル・ドローン。予想とは全然違ったけどジャケット通りのお気楽な内容で、まあこれはこれで楽しめる。

2011-12-23

Duchess Says / In a Fung DAY T! (2011)

Duchess Says / In a Fung DAY T! (2011)

初期DAFの反復エレクトロ・トラックに、ノイジーなギターとヒステリックな女性Voを絡ませたらこうなる、という感じで、それ以上でもそれ以下でもないような。

2011-12-16

Still Corners / Creatures of an Hour (2011)

Still Corners / Creatures of an Hour (2011)

リバーブの彼方の甘々な女性Voのウィスパーヴォイス+アコギと、メランコリックなオルガンサウンド・・・だけじゃなくビターなシューゲイズ風味が時折加わって、結果的にはサイケデリックなドリーム・ポップの出来上がり。

2011-12-08

V.A. / Shangaan Electro : New Wave Dance Music From South Africa (2011)

V.A. / Shangaan Electro : New Wave Dance Music From South Africa (2011)

アナログ時代だったら絶対回転数を疑うであろうハイスピード、それもBPM180以上のアフロビート。音色はエレクトロなんだけど徹底的にチープで、テクノとかミニマルとかは一切関係ない、スコーンと突き抜けた潔さ。これで踊るんだから凄い。