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2013-04-15

Miles / Faint Hearted (2013)

昨今のダブテクノ〜インダストリアル系の中では最強の音響かも。鈍器の破壊力。Andy Stott周辺の人だけど違った意味で新しい。

2013-03-23

Voigt & Voigt / Die Zauberhafte Welt der Anderen (2013)

普段は別個に活動しているケルンのハード・テクノ兄弟のプロジェクト。テクノ的な展開はあまりなくて、インダストリアル、アンビエント、ドローン、時に辺境的なループを使った多彩な切り口で、いかにもジャーマンなエレクトロニック・ミュージックを紡ぐ。
ほ〜、CVなわけね、という感じの"Akira Mantra (26:31)" が最高。

2013-03-10

Maxmillion Dunbar / House of Woo (2013)

ラウンジ寄りのアンビエント・ハウス。パッド系の音が多くて小綺麗な仕上がりだけど、リズムはあまりキープしないし、ランダムにループが垂れ流されるアブストラクトな空間が随所に仕込まれていて、中々良いバランス。

2013-02-26

Pixel / Mantle (2013)

一連のRaster-Notonの作品同様、パルス、グリッチ、ホワイトノイズ、共振音のみで構成された還元主義的テクノ音響。Byetone なんかよりもっと削ぎ落とした感じだけど、余計な音が無い分、ビートが際立つ。

2012-12-25

Vatican Shadow / Ornamented Walls (2012)

前作ではミニマル・テクノな要素もあったけど、今回はマシーナリーさが後退したゴシック・インダストリアル・ノイズ。やっぱりTG、SPK、WH、COIL辺りのラインがルーツなんだろうな。反キリスト、反シオニズム的なテーマからは、亡きMuslimgauzeの影響も垣間見える。

2012-12-24

Vladislav Delay / Kuopio (2012)

Basic Channel を経てMoritz Von Oswald Trioのメンバーでもある Sasu Ripatti の、Raster-Notonからのソロ・ユニット3作目。ミニマルダブの系譜を継承しつつ、緻密に構成された有機的なテクスチャー、それに絡みつく屈折したビートがクールで意外に攻撃的。
今年のベスト10とかやる気は無いけど、これはかなり上位に入るであろう1枚。

2012-11-20

Mi Ami / Decade (2012)

ユニットの片割れ、Ital のソロと同じ系統のバレアリックな変態系プログレ・ハウス。元々パンクバンドだったからか、ガレージっぽい歪みや音の鳴りを引きずっていて、プラスチックな狂躁にワイルドさがブーストされて良い感じ。

2012-11-02

Grischa Lichtenberger / And. IV (2012)

様々な素材が圧縮・変調・増幅され、巧みにカットアップされたポスト・インダストリアルな音響と、フロア向きでは決してない、強靱な剛性を持った揺らぎがダイナミックなビート。過剰な物も足りない物も何一つない、完璧な1枚。

2012-06-22

Torkelson / ST (2012)

Torkelson / ST (2012)

ノルウェイのクリエイター / プロデューサーの多分1作目で、面白いタイム感覚を持ったポップなカットアップ&グリッチ・テクノ。こういう私小説的な偏りと緻密かつ手作り感満載の音って当たり外れが多いものだけど、これは当たりの方。

2012-03-30

Kangding Ray / OR (2011)

Kangding Ray / OR (2011)

raster-notonの中ではかなりフィジカルな印象の1枚。グリッチ系のノイズ成分は比較的少なく、インダストリアルな風景の中、タメの効いた硬質なビートが鳴り響く。1曲目が特にかっこいい。

2012-03-26

Ital / Hive Mind (2012)

Ital / Hive Mind (2012)

ダブをベースにしたゆったりしたグルーヴに、カラフルでストレンジな音響がうねるサイケデリックなハウス。アブストラクトなんだけど、なんかゴージャスで楽しい。

2012-03-24

Monolake / Ghosts (2012)

Monolake / Ghosts (2012)

これまでのダーク・アンビエント〜ダブ・テクノなラインからは少し外れて、今作は立体的でメタリック。それをダブステップなビートがボトムを強化して、よりダイナミックで複雑な音響が構築されている。最新型のBasic Channel系正統的進化形態。

2012-03-01

J.R. Plankton / Neon (2012)

J.R. Plankton / Neon (2012)

Europe Endlessチックなシークエンスで始まるタイトルからしてKraftwerkな1曲目の他、マッシヴでグラマラスなビート、インダストリアルなどバラエティに富む内容で、一貫して音圧の高い、良い意味のアナログ・テクノ。良い仕事してます。

2012-02-14

Patten / Glaqjo Xaacsso (2011)

Patten / Glaqjo Xaacsso (2011)

チルウェイヴの流れにも引っかかる、ストレンジなエレクトロ・ポップ。ビートがかなりアブストラクトだしエッジの効いたシンセがブリブリ鳴り響くが、ダブステップやグリッチを通過してきた出自を考えると、これでも十分ポップな音響に思えるから不思議。

2012-01-07

Factums / Gilding The Lilies (2010)

Factums / Gilding The Lilies (2010)

70年代末期に始る(今にしてみれば)チープでローファイなテクノ前夜のアナログ音響を、現代の視点で再構築したような音。Thomas Leer & Robert Rental、TGやCVの最初期の辺りのテイストに、シタールやトライバルなビートが加わる。
個人的には大昔、同じようなアナログ機材でカセット作品を作っていた頃を思い出した。



2011-12-29

Grischa Lichtenberger / Treibgut (2009)

Grischa Lichtenberger / Treibgut (2009)

エッジの立ったインダストリアル・テクノ。インダストリアルといっても、製鉄所とか工場じゃなくてフォン・ノイマン・マシン、それもウィルスに感染して狂ったナノ・アセンブラが無限に自己増殖していくイメージ。ノイズじゃないだけに、拗くれ引き攣ったビートの強度が高い。