2012-06-22

Torkelson / ST (2012)

Torkelson / ST (2012)

ノルウェイのクリエイター / プロデューサーの多分1作目で、面白いタイム感覚を持ったポップなカットアップ&グリッチ・テクノ。こういう私小説的な偏りと緻密かつ手作り感満載の音って当たり外れが多いものだけど、これは当たりの方。

2012-06-19

If These Trees Could Talk / Red Forest (2012)

If These Trees Could Talk / Red Forest (2012)

アクロン出身のインスト・ポストロック・バンドの2作目。Three Traped Tigers や Rocket Monorに似た、ダイナミックさと叙情性を併せ持つサウンド。リリカルな流れからバーストする瞬間が気持ちいい。でも、よくあるパターンではある。聴き分ける自信は全くなし。

2012-06-16

Keiji Haino, Jim O'Rourke, Oren Ambarchi / Imikuzushi (2012)

Keiji Haino, Jim O'Rourke, Oren Ambarchi / Imikuzushi (2012)

灰野印を追いかけなくなって随分経つけど、このトリオは好きだ。Head Rushは別として、「ハードロック」という標榜に一番近かった80年代初期の不失者の、案外素直な音を出していた時期のダイナミズムと熱量。ソロ爆音スタイルの時のようなリフも弾いてるし。

2012-06-14

Turing Machine / What is the Meaning of What (2012)

Turing Machine / What is the Meaning of What (2012)

ブルックリンのマスロック・バンドの3枚目。今までは知らないけど、このアルバムはジャーマン・ロック、それも Agitation Free的なアシッド感を漂わせつつ、タイプとしてはシンセ・ウェイヴという、新しいんだかリバイバルなんだか分からない仕上がり。でもかなりの高得点なのは間違いない。

2012-06-11

Jonas Munk / Pan (2012)

Jonas Munk / Pan (2012)

今時珍しい、デッド・タイプのサイケバンド・Causa Suiのギタリストのソロ。これが見事なくらいジャーマン・エレクトロど真ん中の音で、ClusterやHarmoniaの合間に流しても全く違和感がない。ギタリストなのでちょっとAshraも入っていて、あざといとも言えるけどかなり気持ち良い。

2012-06-08

Minus Pilots / Hitting up the Heavens (2012)

Minus Pilots / Hitting up the Heavens (2012)

つま弾かれる淡い音色のギターの細かいディレイが空間を満たし、時折そこにスクラッチ・ノイズや、過剰に変調されたエフェクトが古いタペストリーの綻びのように織り込まれる。繊細でありながら、強靱な面も見せる油断のならないアンビエント・ミニマル。

2012-06-07

Demdike Stare / Elemental (2012)

Demdike Stare / Elemental (2012)

ミニマル・ダブやエレクトロニカ、ノイズを通過した世代が、80年代の Lewis&Gilbert などの工業神秘主義的な世界をドローン・フォーマットで再構築したようなシャーマニック・インダストリアル。凝ったデザインのジャケットを含めて完成度が高い。4部作のEPのうち前半の2枚を収録した2CD。

2012-06-05

Auntie Flo / Future Rhythm Machine (2012)

Auntie Flo / Future Rhythm Machine (2012)

アルバム・タイトルからマシーナリーで無機質な音を想像していたが、聴いてみたらこれがかなりの肩すかしで、トロピカルな脱力系辺境ハウスだった。まあジャケットもそんな感じだけど。ただし、ユル〜い中にも凝ったサウンド・プロダクションが詰め込まれてていて、これはこれで面白い。

2012-06-03

Cornershop / Urban Turban (2012)

Cornershop / Urban Turban (2012)

デビュー作以来、久々に買ってみた。もう8作目というからそれなりに変遷があったのだろうが、雑食系のエスノ・ファンクなのはそのまま。デビュー当時のバングラとかブリット・ポップ的な詰め込んだ感じは無くなって、シンプルでライトだけど足腰は強くて粘っこい。シンセ・ウェイヴな風味がファンキー。

The Green Kingdom / Egress (2012)

The Green Kingdom / Egress (2012)

Michael Cottoneによるソロ・プロジェクトThe Green Kingdomの4作目。一貫してギターを主体に微かなエレクトロニクス、ノイズ、フィールド録音を散りばめた自然回帰的なスタイルの人で、今作もフォークトロニカ的なところもある、穏やかなアンビエント・ドローン。

2012-05-31

International Harvester / Sov Gott Rose-Marie (1969)

International Harvester / Sov Gott Rose-Marie (1969)

1969年作のスウェーデン・サイケ。自然回帰〜アシッド〜フリーフォームなスタイルは、奇しくも同じ年に出たAmon Düül のファーストと不思議なほどよく似ていて、当時のカウンター・カルチャーを反映した、類型的サウンドと言えなくもない。ただ、北欧神話的な雰囲気もあって、そこはDüülの破壊的唯物指向とちょっと違う。

2012-05-29

Three Trapped Tigers / Numbers 1-13 (2012)

Three Trapped Tigers / Numbers 1-13 (2012)

インスト・マスロック・トリオのアルバムとしては2作目で、ep1,ep2,ep3 をまとめたお得盤。所謂マスロック的な転調や展開は少なめで、前作よりプログレ臭さが薄れてシンプルな印象。曲によってイメージは違うけど、基本は豪快な力業で聴かせる。

2012-05-27

Sven Kacirek / Scarlet Pitch Dreams (2012)

Sven Kacirek / Scarlet Pitch Dreams (2012)

ドイツのヴィヴラフォン / パーカッション奏者のソロ3作目。前作のKenya Ssseions から引き続きアフリカン・パーカッションやフィールド音源を使いつつ、こちらはシリアス・ミュージックやジャズ寄りの作り。ポリリズミックなライヒと言うか、Burnt Friedmanの一連の作品にも似た、マージナルな面白さがある。

2012-05-26

Jel / Greenball 3.5 (2012)

Jel / Greenball 3.5 (2012)

シンプルだけど、一音一音に力のあるザラついたドラムが際立つブレイクビーツ。スモーキー&ダビーでラウド。Jel ことJeffrey Loganは確か結構昔から活動している人。ポスターとダウンロード・コードのおまけは嬉しいけど、曲の時間が短すぎるのが残念。

2012-05-25

Hayvanlar Alemi / Guarana Superpower (2011)

Hayvanlar Alemi / Guarana Superpower (2011)

トルコの辺境サイケ。と言っても、ぐるっと一回り聴いてきた耳にはそれほどエキゾチックさが耳に付く訳でもなく、素直に足回りのファンキーなサイケに聞こえる。スコーンと突き抜けたEmbryoという感じ。現役バンドなのが頼もしい。

2012-05-21

Nadja / Excision (2012)

Nadja / Excision (2012)

Sunn O))) なんかにも通じる暗黒さながら、アンビエントと言えなくもない曲もあるドゥーム・ドローン。過去のスプリット音源などを集めたコンパイルで、お腹いっぱいの2CD。こういうのは、ラリーズと一緒で爆音で聴かないと面白さ半減。

2012-05-20

The Unity Sextet / ST (2011)

The Unity Sextet / ST (2011)

今時仕様のスタイリッシュなジャズ。ディテールのエレクトロな味付けやQuantic的な雑食性、Groove Collectiveなどのファンクなボトム、ブレイク・ビーツっぽいグルーヴをチラチラ出しながら、ジャズ・マナーで通すところが良い。

2012-05-18

Windy & Carl / We Will Always Be (2012)

Windy & Carl / We Will Always Be (2012)

アナログチックなループを丁寧に重ね合わせたギター・アンビエント・ドローン。アコギのレイヤーにちょっぴりウィスパー・フィメイル・ヴォイスを乗せた曲もあるが、フィードバック / ループのドローンがメイン。ジャケットのように陽性の音響がキラキラと輝いて美しい。

2012-05-14

Blueprint / Chamber Music (2004)

Blueprint / Chamber Music (2004)

ジャケットのインパクトで買った インストゥルメンタル・オルタナヒップホップ。思ったより黒さが無くて、ビートも薄め。このジャンルとしてはこの時点で既に行くとこまで行っちゃった感満載の、まさにChamber Musicなヒップホップ。

2012-05-13

Tape Loop Orchestra / The Word On My Lips Is Your Name (2012)

Tape Loop Orchestra / The Word On My Lips Is Your Name (2012)

ユニット名の通り、テープ・ループを多用したアンビエント・ドローン。ロング・ディレイの反復が段々と減衰し、音が美しく潰れて行く様が気持ちいい。Fripp&Eno の Evening Star、特にその中でも Evensong が好きなフェチには堪らない。全体としては Wlilliam Basinski なんかに非常に近い深海系。45分×2の2CD。